電動車いすの修理:動かないときの確認と依頼先
最終更新:2026年11月3日
電動車いす(電動車椅子)の修理は、まず「電動に対応している業者か」を確かめるのが近道です。
手動の車いすを直せる業者でも、電動車いすは対象外ということが少なくありません。まず下の3つを確かめ、直らなければ購入店・レンタル事業者、次にメーカー、急ぎなら電動に対応した出張修理業者に連絡してください。
修理を呼ぶ前に確かめたい3つのこと
機種によって操作が違います。必ず取扱説明書に従ってください。バッテリーや配線を自分で分解するのは危険です。
- 電源と充電。電源(キー・スイッチ)が入っているか、バッテリーの残りはあるか、充電器のランプは正常か。寒い日はバッテリーの持ちが落ちることがあります。
- 手押し(クラッチ)の切り替えレバー。多くの電動車いすには、手で押して動かすための切り替えレバーがあります。これが「手押し」側になっていると、モーターでは走りません。
- 表示やランプ。手元の操作部にエラーの表示やランプの点滅がないか。点滅の回数で故障の内容を示す機種もあり、修理を頼むときに伝えると話が早く進みます。
それでも動かないとき、異音や焦げたにおいがするとき、勝手に動くときは、すぐに使うのをやめて修理を頼んでください。
どこに頼む?入手方法別の連絡先
| 入手方法 | 連絡先 |
|---|---|
| 介護保険でレンタルしている | レンタル事業者(担当のケアマネジャーでも可) |
| 補装具費の支給を受けて作った | 作った補装具業者+市区町村の障害福祉の窓口(修理も補装具費の対象) |
| 自費で買った | 購入店 → メーカーのサポート窓口 → 電動に対応した出張修理業者 |
くわしくは車いすが壊れたときの依頼先をご覧ください。
電動車いす・シニアカーのよくある修理
| 症状 | 主な修理 | メモ |
|---|---|---|
| 走れる距離が短くなった・すぐ電池が切れる | バッテリー交換 | 消耗品です。型番と買った時期を控えておくと話が早い |
| タイヤのパンク・すり減り | タイヤ・チューブ交換 | 手動の車いすと同じく、出張で直せることが多い → パンク修理・タイヤ交換 |
| 動かない・エラーが出る | 操作部・配線・モーターの点検 | 部品の取り寄せで数日以上かかることがある |
| レバー(ジョイスティック)の効きが悪い | 操作部の点検・交換 | — |
| 異音・ガタつき | 足回りの点検 | — |
シニアカー(ハンドル形の電動カート)の場合
ハンドルで操作する電動カート(シニアカーなど)は、買った販売店が修理の窓口になっていることが多い製品です。販売店が分からない、遠くに引っ越したといった場合は、電動カートに対応した出張修理業者を探してください。
修理を頼むときに伝えること
- メーカー名・機種名(車体のラベルに書いてあります)
- 症状(いつから、どんなときに、エラーの表示)
- 入手方法(レンタル/補装具/自費)
- 自宅の住所(出張費が決まります)と来てほしい日時
- 外出できない、通院があるなどの急ぎ具合
写真があると、事前に見当をつけてもらいやすくなります。
よくある質問
メーカーと違う業者に頼んでも大丈夫?
保証期間中はメーカーや購入店が優先です。保証が切れていれば、メーカーを問わず直してくれる業者や、他の店で買った車いすも受け付ける業者に頼めます。
バッテリーだけ通販で買って自分で替えてもいい?
機種に合わないバッテリーは故障や事故の原因になります。型番を確かめ、取扱説明書の手順に従うか、業者に頼んでください。